第三回ケータイ小説大賞が

2008年9月27日読書コメント (2)

あまりにも色んな意味で話題になったので最初の数ページを読んでみた。

プロローグの１ページ目を引用。

アタシ

アキ

歳？

２３

まぁ今年で２４

彼氏？

まぁ

当たり前に

いる

てか

いない訳ないじゃん

みたいな

彼氏は

普通

てか

アタシが付き合って

あげてる

みたいな

( ﾟдﾟ)

( ﾟдﾟ )

改行は当方がいじくったのではなくそのまんまです、はい。
いやあ、文学の可能性ってまだまだあったんですね！
なんというか今時こんなのティーンエイジャーでも使わないんじゃねーのと疑問に思う無理矢理作ったような会話調と、大量の改行を駆使した独特のテンポとミニマルミュージックもビックリの必要な物を必要以上に削ぎ落としたような無機質感に、なんだか頭が痛くなってきそうなというかあまりのショックに混乱してもう何書いているんだかわかんなくなってきたよヤックデカルチャー。

文章を短くし、改行を多めにして無機質な感じを出すという表現自体は別に新しくないけどここまで極端なのは今まで無かった。

そして他の検索結果を眺めたら案の定2chまとめサイトやガイドラインが出来ていてﾜﾛﾀ。

一応読書を、趣味と胸を張って言えるほど読んでいるわけではないが（それこそ読む人は本当に凄いからねー）それでも嗜んでいる自分ですが、自分にとって面白ければよしというのが自分のスタンスとしてました。
文章が砕けまくろうがストーリーがノリだけよくて破綻してようがある程度は構わないし、オノマトペを頻繁に使用するのも小説で使われるのには昔よりは若干抵抗があるがまあ問題ないし、肌にさえ合えば比較的文章やプロットの技巧は気にしない方だと思ってたんですが、なんというかこれは自分にとっては別次元でした。
全く別の方向から攻撃を受けた気分。
肌に合うとか合わないとか、面白いとか面白くないとかを通り越して呆然としました。

山田悠介の小説なんかもよく日本語がおかしすぎるということで揶揄されまくってますけど、自分は読んでないのでWikiの例を見ただけという前提で話しますが（どこまで本当か判断できないので）、あれは単純に日本語が変なだけだし、あれだけ売れてるんだし売り方のうまさ以外にもなにかあるんだろうと思ってます。
読んでいないのであるといいなあという希望的観測ですが。

しかし、これはちょっとあまりの予想を超えるプロローグに脳がショートしました。
後半は比較的、相変わらず改行は多いがあくまで比較的文章がまともになるそうなんですが。
ストーリー自体もケータイ小説にありがちなものらしいしなぁ……
少なくとも特定の世代に受け入れられている以上なにか、それが自分にとって馬鹿らしい物でも、なにかがあるのだと信じたいのだけど、それを自分が感じ取れることは永久にないのかもしれません。

一応リンク。あとで自分も数十ページぐらいは見てみようかと。
こうして書いた以上、全部とは言わずともある程度は見ないと。
自分が最低限読まずに取り上げるというのは失礼だと思うので。
てか普段見てないのは取り上げないようにしてるんですけどあまりにもショックが大きかった今回は。
http://nkst.jp/vote2/novel.php?auther=20080001

とか書いてたらネトゲのチャットログをそのまま書いたような文章に近いよなという言葉に思わず納得。
なるほど、小説と思わずそうやって見れば……やっぱだめだ。
スレで絵のない少女漫画って言ってる人もいたな。そっちはわからんけど。

そうそうケータイ小説といえば瀬戸内寂聴がケータイ小説を書いていたってこのついでで今日知りましたよ。
携帯で単に発表した小説じゃありません、いわゆるケータイ小説です。
ええ、あの瀬戸内寂聴があーいう物語を書いてるんです。
恐るべし86歳。ケータイ小説にまだ見ぬ可能性を羽ばたかせるその姿は小説家としての新たな境地か。
http://no-ichigo.jp/koibumi/080924/nkst.php

明日はアラーラのプレリ行って来ます、寝坊しなければ。

こーぎ

2008年9月27日21:57

「恋空」をがんばって携帯で読んだ身としては・・・
読むべきなのでしょうかね？ｗ

ってか、ケータイ小説って、フィクションブログって感じなんですけど、どうなんでしょ？
小説っていうよりかはブログに近いものと見てるのですが。

「妄想ブログ」

という呼び名で十分ですｗ

まだ読んでないのでなんとも言えないのですが。
・馬鹿な恋愛
・レイプ
・ドラッグ
・不治の病
・妊娠とか中絶とか
のどれかが出てくるんでしょうかね？ｗｗｗ