【映画】アベンジャーズ
2012年8月21日 映画歴代興行記録で今話題になっていますね。
自分はMARVELのヒーローはさっぱりなんですが、一応流れの中に入ってるアイアンマンの1と2が面白かったってのもあって、他の予備知識0に近いのに見てきました。ハルクとかソーとかキャプテンアメリカとか名前しか聞いたことないよ!
が、せっかく3Dがあるのにレイトショーの時間の都合と、字幕版の回数の少なさもあって、結局通常映像のほうで。
劇場では洋画は何となく吹き替えより字幕で見たいんですよね。そして3Dは近くの映画館だと吹き替えの回数が圧倒的で字幕は都合がつかなかったので泣く泣く断念。3D映画ってまだ一回も見たことないから見てみたかったんですけどね。
結論から言うとクッソ面白かったです。ただ、それはこの前に見たダークナイト・ライジングとはベクトルが全く違う。
ストーリーは正直言って刺身のつままではいかずとも添え物に近い。それよりもMARVELヒーローたちが織りなす超一級のCGを駆使したど派手なアクションをこれでもかというぐらい楽しめ!っていう感じ。
そういう意味ではものすごい濃い映画です。
アイアンマンも結構そういう感じだったんですけど、それの大幅スケールアップバージョンと言えばいいのかな。
ハルクとソーとアイアンマンの暴れっぷりは実に爽快です。え、キャプテンアメリカ?案外地味だったなぁ・・・ホークアイとブラックウィドウは担当が違うので比べてはいけない。
ところで長官がさっぱり役に立たないんですけど気のせいですかね。
これはテレビよりも明らかに劇場向け。
家のテレビで見ても残念って事はないだろうけど、やっぱり大スクリーン前提で作られていると思うので。
あ、これから見に行くかもしれないって人に一応。
今回もスタッフロール後にほんのわずかなおまけがあるので、無理にまで見るものでもないけど、ちょっと待つぐらいいいかと思うなら。
自分はMARVELのヒーローはさっぱりなんですが、一応流れの中に入ってるアイアンマンの1と2が面白かったってのもあって、他の予備知識0に近いのに見てきました。ハルクとかソーとかキャプテンアメリカとか名前しか聞いたことないよ!
が、せっかく3Dがあるのにレイトショーの時間の都合と、字幕版の回数の少なさもあって、結局通常映像のほうで。
劇場では洋画は何となく吹き替えより字幕で見たいんですよね。そして3Dは近くの映画館だと吹き替えの回数が圧倒的で字幕は都合がつかなかったので泣く泣く断念。3D映画ってまだ一回も見たことないから見てみたかったんですけどね。
結論から言うとクッソ面白かったです。ただ、それはこの前に見たダークナイト・ライジングとはベクトルが全く違う。
ストーリーは正直言って刺身のつままではいかずとも添え物に近い。それよりもMARVELヒーローたちが織りなす超一級のCGを駆使したど派手なアクションをこれでもかというぐらい楽しめ!っていう感じ。
そういう意味ではものすごい濃い映画です。
アイアンマンも結構そういう感じだったんですけど、それの大幅スケールアップバージョンと言えばいいのかな。
ハルクとソーとアイアンマンの暴れっぷりは実に爽快です。え、キャプテンアメリカ?案外地味だったなぁ・・・ホークアイとブラックウィドウは担当が違うので比べてはいけない。
ところで長官がさっぱり役に立たないんですけど気のせいですかね。
これはテレビよりも明らかに劇場向け。
家のテレビで見ても残念って事はないだろうけど、やっぱり大スクリーン前提で作られていると思うので。
あ、これから見に行くかもしれないって人に一応。
今回もスタッフロール後にほんのわずかなおまけがあるので、無理にまで見るものでもないけど、ちょっと待つぐらいいいかと思うなら。
【映画】ダークナイト ライジング
2012年8月1日 映画……いやー、ダークナイトの時も凄かったけど、今回もとんでもない映画でした。
ただ、エンタメ的わかりやすさで言えば今回の方がかなり上かな?
それがダークナイトの方が好きか、ライジングの方が好きかという分かれ目だと思う。
とにかく、自分のボキャブラリのなさが恨めしくなるぐらい非常に素晴らしかったです。
予想を裏切っていいところは思いっきり裏切って、逆に仮にもアメコミヒーローものなんだからこうじゃ無きゃ駄目だろ的なところはしっかり押さえ、そして映像音楽の作り込みはさすが超大作。もっとも、これは2D映画なので、3D映画の超大作を見たことが無い自分はそっちとは比較できないのだけど。
本当に最高級のエンターテインメントでございました。
ただ、エンタメ的わかりやすさで言えば今回の方がかなり上かな?
それがダークナイトの方が好きか、ライジングの方が好きかという分かれ目だと思う。
とにかく、自分のボキャブラリのなさが恨めしくなるぐらい非常に素晴らしかったです。
予想を裏切っていいところは思いっきり裏切って、逆に仮にもアメコミヒーローものなんだからこうじゃ無きゃ駄目だろ的なところはしっかり押さえ、そして映像音楽の作り込みはさすが超大作。もっとも、これは2D映画なので、3D映画の超大作を見たことが無い自分はそっちとは比較できないのだけど。
本当に最高級のエンターテインメントでございました。
【映画】おおかみこどもの雨と雪
2012年7月24日 映画 コメント (2)今日は朝からゆっくりできたのでモーニングショーで。
まず最初に結論から書くと、完成度だけで言えば同監督の時かけやサマーウォーズよりもずっと出来がいい。
この文章を見て仮に行く人がいたとして、好みの映画では無かったというのはどうしようも無いが、完成度は確実に高い映画だ。
この物語は時かけのようなSF要素を織り交ぜつつも直球な青春ストーリーでもなければ、サマーウォーズのように舞台設定の濃さや演出、アクションなどのエンターテインメントで勝負もしていない。
描いているのは、半人半獣の存在という現実には無い要素はありつつも、地に足を付けたかなり普遍的なテーマが柱となった、母と言う存在について考えさせられる物語であり、そして同時に子供たちの物語でもある。
と、硬い文章はこの辺にしておいて、ひとまずインプレッションを述べると非常に素晴らしかったです。サマーウォーズが(あくまで思ったよりではあるが)微妙だったからどーすっかなーとか見る前に考えていてごめんなさい。
ところどころ細田監督の時かけ、サマーウォーズを引き合いに出して語っていきます。
前の二作と比べるとキャラクターの目がなんか離れ気味じゃね?とか最初は違和感があったんですが、そこは見ているうちに気にならなくなりました。
アニメとなるとどうしても気になるのが声。時かけの場合は上手いとはお世辞にもいえなかったけど、出てくる人物がそれほど多くなかったのと、あまり上手くないレベルで統一感があったのでさほど気にならなかったけど、サマーウォーズは個人的に駄目でした。出てくる人物が多いこともあって、若手俳優、ベテラン俳優、本業声優が入り乱れるとこんなにも聞き苦しくなるのか、と思ったものです。
さて今回。花もおおかみおとこも、雨と雪の幼年期、少年少女期も全て自然に聞ける。
設定が前の二作と違ってそれほどダイナミックな展開に頼らないものであったことも幸いしてはいるが、単純に演者も悪くなかった。むしろ半人半獣の子供という設定を生かしつつリアリティのある物語に仕立てているので、アニメアニメした声は逆に合わなそう。
映像。この前グスコーブドリを見たとき結構いいみたいな話を書いたんですが、この映画を見た後だとあっちはCG感丸出しで色あせて見えますね。それぐらい映像、特に自然背景への力のいれ具合は半端じゃない。あるシーンの水の表現とかただただすげーって小学生並に思った。
んで、肝心のストーリー。
今回はリア充爆発しろ系では(基本的に)ありませんのでそういう方もご安心下さい。むしろ半人半獣という隠し通さなければならない子供を、母の力だけで育てていかなければならないというのを見せられるので、心苦しくなります。
こんな風に書くとシングルマザーものかよと思われてしまいそうですが(まったく間違いでは無いのだけど)、これは子供たちの自立の物語でもあります。
おおかみおとこの子として生まれ、幼少期はころころ人間になったり狼になったり気分で変わってしまうけれど、成長して環境の変化や自我が発達するにつれ姉弟の心にそれぞれの変化が現れる。それがどう2人の成長につながっていくかはネタバレになっちゃうので割愛するとして、この辺の環境や心境の描き方はストーリーラインが非常に上手く感じました。
あと、本筋の話からはちょっとそれるけど、台詞の無い部分でもアニメーションだけで物語る演出というのを結構多く使っている。それが前述の映像へのこだわりと相まって効果的だなぁと思いました。
最初に書いたとおり、劇的なストーリーが待っているわけでは無いけれど、決して声高では無いが確かなものを伝えてくれる作品です。
つーかアニメ映画に抵抗がないなら行け、是非。それぐらいお勧めできる作品でした。
ただ、時かけで感動して、期待値が上がった状態でサマーウォーズを見てあれ?と思って、今度はハードルが下がった状態で見たと言う事は付け加えておきます。
帰り際にパンフレットを買ったんですが、結構インタビューが充実していていいですね。
まず最初に結論から書くと、完成度だけで言えば同監督の時かけやサマーウォーズよりもずっと出来がいい。
この文章を見て仮に行く人がいたとして、好みの映画では無かったというのはどうしようも無いが、完成度は確実に高い映画だ。
この物語は時かけのようなSF要素を織り交ぜつつも直球な青春ストーリーでもなければ、サマーウォーズのように舞台設定の濃さや演出、アクションなどのエンターテインメントで勝負もしていない。
描いているのは、半人半獣の存在という現実には無い要素はありつつも、地に足を付けたかなり普遍的なテーマが柱となった、母と言う存在について考えさせられる物語であり、そして同時に子供たちの物語でもある。
と、硬い文章はこの辺にしておいて、ひとまずインプレッションを述べると非常に素晴らしかったです。サマーウォーズが(あくまで思ったよりではあるが)微妙だったからどーすっかなーとか見る前に考えていてごめんなさい。
ところどころ細田監督の時かけ、サマーウォーズを引き合いに出して語っていきます。
前の二作と比べるとキャラクターの目がなんか離れ気味じゃね?とか最初は違和感があったんですが、そこは見ているうちに気にならなくなりました。
アニメとなるとどうしても気になるのが声。時かけの場合は上手いとはお世辞にもいえなかったけど、出てくる人物がそれほど多くなかったのと、あまり上手くないレベルで統一感があったのでさほど気にならなかったけど、サマーウォーズは個人的に駄目でした。出てくる人物が多いこともあって、若手俳優、ベテラン俳優、本業声優が入り乱れるとこんなにも聞き苦しくなるのか、と思ったものです。
さて今回。花もおおかみおとこも、雨と雪の幼年期、少年少女期も全て自然に聞ける。
設定が前の二作と違ってそれほどダイナミックな展開に頼らないものであったことも幸いしてはいるが、単純に演者も悪くなかった。むしろ半人半獣の子供という設定を生かしつつリアリティのある物語に仕立てているので、アニメアニメした声は逆に合わなそう。
映像。この前グスコーブドリを見たとき結構いいみたいな話を書いたんですが、この映画を見た後だとあっちはCG感丸出しで色あせて見えますね。それぐらい映像、特に自然背景への力のいれ具合は半端じゃない。あるシーンの水の表現とかただただすげーって小学生並に思った。
んで、肝心のストーリー。
今回はリア充爆発しろ系では(基本的に)ありませんのでそういう方もご安心下さい。むしろ半人半獣という隠し通さなければならない子供を、母の力だけで育てていかなければならないというのを見せられるので、心苦しくなります。
こんな風に書くとシングルマザーものかよと思われてしまいそうですが(まったく間違いでは無いのだけど)、これは子供たちの自立の物語でもあります。
おおかみおとこの子として生まれ、幼少期はころころ人間になったり狼になったり気分で変わってしまうけれど、成長して環境の変化や自我が発達するにつれ姉弟の心にそれぞれの変化が現れる。それがどう2人の成長につながっていくかはネタバレになっちゃうので割愛するとして、この辺の環境や心境の描き方はストーリーラインが非常に上手く感じました。
あと、本筋の話からはちょっとそれるけど、台詞の無い部分でもアニメーションだけで物語る演出というのを結構多く使っている。それが前述の映像へのこだわりと相まって効果的だなぁと思いました。
最初に書いたとおり、劇的なストーリーが待っているわけでは無いけれど、決して声高では無いが確かなものを伝えてくれる作品です。
つーかアニメ映画に抵抗がないなら行け、是非。それぐらいお勧めできる作品でした。
ただ、時かけで感動して、期待値が上がった状態でサマーウォーズを見てあれ?と思って、今度はハードルが下がった状態で見たと言う事は付け加えておきます。
帰り際にパンフレットを買ったんですが、結構インタビューが充実していていいですね。
【映画】グスコーブドリの伝記
2012年7月11日 映画 コメント (2)レイトショーから帰宅して一休みしたので寝る前にカキコ。
エンディング、と言うか最後の10分ぐらいの流れを見て、「え??????」と言う感想しか浮かんでこなかった。
説明描写が不足しすぎて投げっぱなしジャーマンにしか思えなかったので、家に帰ってから原作のあらすじを見て、多少は理解したけど、なんだかなぁ・・・
その本筋については後にするとして、映像と音楽に関してはかなりいい。レシプロ的なギミックのある飛行船は個人的に大好きだし、音楽も特にメインテーマと小田和正の主題歌は非常に素晴らしい。
で、本筋。今回はネタバレありでいきますよー。
主人公のグスコーブドリは森の中で家族と幸せに暮らしていたが、冷害と飢饉により、父が、次いで母が去り、妹は謎の男に攫われ、孤独の身となる。
ここまではwikiに書いてある原作のあらすじと同じなんだけど、自分は原作を映画鑑賞後に青空文庫でさらっとしか読んだことが無いので確証は無いが、かなりのアレンジが加えられている。
ファンタジーな描写が加えられ、虚実を織り交ぜて物語が展開し、それが逆に終盤の説明不足につながってるなぁと思った。
妹を攫ったのが悪魔的な存在にされていて、それが存在する世界と現実の世界をグスコーブドリは自分の意思と関係なく行き来するのだが、これは本当に必要だったのだろうか。
この物語は単純に見れば最終的には自己犠牲の物語になるのだけど、原作では冷害を救うために火山を爆発させる、そのためにには最低でも1人は火山に残らなければならない。そしてブドリが火山に残り、イーハトーブは救われる、と言う話らしいのだが、この映画ではブドリが犠牲になるという点では一緒なものの、なんとか冷害を救いたいと願うブドリの元に、妹を攫った存在が現れ、ブドリの意思を確認した後ブドリを火山に連れて行く、と言う描写だけで後は冷害が治まっておしまい、というなんだこりゃ的展開で終わるのである。
原作では妹と再会するらしいのだがそれもないし、たまに挟まれる夢ともつかぬ虚の世界と妹を攫った存在が意味ありげなようでほとんど肩すかしだし、ぶっちゃけこのように改編した意図が読めない。
宮沢賢治の自伝的な部分もある作品だから、もっと深く想像して見ると何か見えてくるのかもしれないが、初見さんに非常に優しくない作品なので個人的にはきつかったっつーかストーリーだけ見れば駄作。
でも音楽と映像に関してはかなりよく出来ているのでトータルで見れば悪くは無かったけど。
考察好きにはいいかもしれないけど、余り頭を使わずに見たい自分には向いてなかった作品でした。
最後にどうでもいいことだけど、他のキャラクターと比べて、グスコーブドリの表情がキャラデザインの問題もあるけどほとんど変わらないので、読み取るのにかなり苦労した。台詞が無ければ分からない場面が多すぎる。
エンディング、と言うか最後の10分ぐらいの流れを見て、「え??????」と言う感想しか浮かんでこなかった。
説明描写が不足しすぎて投げっぱなしジャーマンにしか思えなかったので、家に帰ってから原作のあらすじを見て、多少は理解したけど、なんだかなぁ・・・
その本筋については後にするとして、映像と音楽に関してはかなりいい。レシプロ的なギミックのある飛行船は個人的に大好きだし、音楽も特にメインテーマと小田和正の主題歌は非常に素晴らしい。
で、本筋。今回はネタバレありでいきますよー。
主人公のグスコーブドリは森の中で家族と幸せに暮らしていたが、冷害と飢饉により、父が、次いで母が去り、妹は謎の男に攫われ、孤独の身となる。
ここまではwikiに書いてある原作のあらすじと同じなんだけど、自分は原作を映画鑑賞後に青空文庫でさらっとしか読んだことが無いので確証は無いが、かなりのアレンジが加えられている。
ファンタジーな描写が加えられ、虚実を織り交ぜて物語が展開し、それが逆に終盤の説明不足につながってるなぁと思った。
妹を攫ったのが悪魔的な存在にされていて、それが存在する世界と現実の世界をグスコーブドリは自分の意思と関係なく行き来するのだが、これは本当に必要だったのだろうか。
この物語は単純に見れば最終的には自己犠牲の物語になるのだけど、原作では冷害を救うために火山を爆発させる、そのためにには最低でも1人は火山に残らなければならない。そしてブドリが火山に残り、イーハトーブは救われる、と言う話らしいのだが、この映画ではブドリが犠牲になるという点では一緒なものの、なんとか冷害を救いたいと願うブドリの元に、妹を攫った存在が現れ、ブドリの意思を確認した後ブドリを火山に連れて行く、と言う描写だけで後は冷害が治まっておしまい、というなんだこりゃ的展開で終わるのである。
原作では妹と再会するらしいのだがそれもないし、たまに挟まれる夢ともつかぬ虚の世界と妹を攫った存在が意味ありげなようでほとんど肩すかしだし、ぶっちゃけこのように改編した意図が読めない。
宮沢賢治の自伝的な部分もある作品だから、もっと深く想像して見ると何か見えてくるのかもしれないが、初見さんに非常に優しくない作品なので個人的にはきつかったっつーかストーリーだけ見れば駄作。
でも音楽と映像に関してはかなりよく出来ているのでトータルで見れば悪くは無かったけど。
考察好きにはいいかもしれないけど、余り頭を使わずに見たい自分には向いてなかった作品でした。
最後にどうでもいいことだけど、他のキャラクターと比べて、グスコーブドリの表情がキャラデザインの問題もあるけどほとんど変わらないので、読み取るのにかなり苦労した。台詞が無ければ分からない場面が多すぎる。
コマンドー (ディレクターズ・カット) [DVD]
2012年7月9日 映画
改めて見ると本当にこの映画、突っ込みどころ満載かつテンポが無駄にいいので、日本語の超訳も相まって最高の映画だわwww
惜しむらくはディレクターズカット部分にも吹き替えが欲しかった。
<⌒/ヽ-、___<起こさないでくれ、死ぬほど疲れてる(※死んでます
/<_/____/
惜しむらくはディレクターズカット部分にも吹き替えが欲しかった。
<⌒/ヽ-、___<起こさないでくれ、死ぬほど疲れてる(※死んでます
/<_/____/
AmazonでコマンドーのDVDをポチったら
2012年7月4日 映画見事なまでに統率されたレビューだらけで吹いた。
しかし、DVDには吹き替えがあるのに、BDは字幕オンリーなんですね。
それが理由でBDは不評らしい。
まぁ玄田版の吹き替えが人気だから仕方ないのか。
声優陣はもちろんいいんだけど、なによりあの日本語訳の絶妙さが人気の理由だと思う。
この前はテレ東でやったらしいけど、昼間にやったらしいので今度はテレ朝か日テレの映画枠でやってくれないかな。実況が恐ろしい事になりそうだ。
しかし、DVDには吹き替えがあるのに、BDは字幕オンリーなんですね。
それが理由でBDは不評らしい。
まぁ玄田版の吹き替えが人気だから仕方ないのか。
声優陣はもちろんいいんだけど、なによりあの日本語訳の絶妙さが人気の理由だと思う。
この前はテレ東でやったらしいけど、昼間にやったらしいので今度はテレ朝か日テレの映画枠でやってくれないかな。実況が恐ろしい事になりそうだ。
【映画】とある飛空士への追憶
2011年10月7日 映画まず、この感想は原作が好きという視点で語らせてもらってます。
あと、後半の細かい感想で結構本編に言及してます。
ネタバレ回避したい人は上の部分だけ見てくださいまし。
最初に結論だけを述べると、がっかり。
細かい感想は後にするとして、大まかなところからいくと、まず、主役二人の棒読みっぷりが想像以上だった。
メインに声優を使わない時点で声にはそれほど期待していなかったのだけど、神木隆之介はまぁ声のみの演技は上手くはないがサマーウォーズやアリエッティでもそれほど悪くはなかったし・・・と思ったのが間違い。平坦な部分ではいいが、アグレッシブな場面となるとこれがもう・・・
ファナ役なんか棒読み子。正直その辺の新人声優でも使った方がマシじゃね?
おかげで心情の変化が現れる部分が見事に台無しになりました。絵と声のギャップがひどすぎ。映画館で苦笑するしかなかった。
絵と空戦シーン、これは正直ほかのアニメ映画での空戦シーンをほとんど見たことがないので評価しづらいのだけど、絵の方も空戦シーンも個人的には文句ないです。不自然な動画はほとんどなかったし、キャラデザも悪くないし、空戦はそこそこ迫力があった。
脚本。
・・・なんというか、まぁ、やりたいことはわかる。
原作はなんというか文章にラノベっぽさが結構あって、あと、大まかな筋書きはともかく、細かい描写とかがちょっと稚拙な部分が散見されたりもした。
あ、この流れだと誤解されそうだけど、ラノベ=稚拙ではないので念のため。
それを映画公開するにあたって、より一般向けにアレンジを加え、広く見てもらおうという意図がアレンジ具合から見えた。
その結果、風景&心情描写が大幅にスポイルされたり、アレンジがむしろ悪い方向に働いたりした。
もっともアレンジについては悪くないのもあったが。
尺の関係上、出来るだけシーンをカットせざるを得ないのは仕方ないが、シャルルとファナの身分違いの恋物語という側面がかなり弱くなったし(描写不足)、心情描写は確かに小説のように全部入れていったら切りがないが、もう少し、いや結構脳内音声を喋らせても良かったのではないかと思う。
原作未読で事前情報とか集めていなければ50~60点ぐらい、原作を読んでいても特に好きじゃなければ40点ぐらい、好きなら30点ぐらいじゃなかろーか、と勝手に点数づけ。
以下、細かい部分にどうでもいい感想
・これは全体を通してだが、世界観に関する説明描写が少なすぎる。約2時間という縛りの悲しさ
・カルロ皇子が求婚するシーンが映画オリジナルで尺を取って描写されていたのは流れ的に必要だったのかなんともいえず
・最初に述べたが世界観に関する説明が少ないから、主人公が最下層というのがなんとなくでしかわからない
・極秘作戦なのにその後酒場で堂々と話すな。傭兵達が身分関係なく繋がりがあるところを見せたかったのかもしれないが、他にやり方があったのでは。ちなみに原作で騎士団と傭兵に作戦が公開されたのは決行直前です
・音楽は場面に対して不自然じゃなければ細けぇこたあいいんだよ!という安い耳なのでよかったです
・実際に空を飛ぶシーンになってみると、これに関してはやっぱり映画になってよかった
・最初の空戦はもうちょっと尺が長ければなーとか思ったけどこれは時間の都合があるので仕方ない
・やはり、原作通りシャルルとファナの幼少時の一度きりの出会いについてもうちょっと丁寧に描写した方がその後効果があったのでは
・だから空にいるときの心情描写や会話がすくねぇって。まぁこれも尺(ry
・暗転→髪切ったは唐突すぎる。おまけにこれじゃ性格が変貌したようにしか思えないっつーか、何故最初の方は無機質だったのかがきちんと描写されてないのが致命的
・シャルルの母がファナに聞かせたのが物語→歌というのは映画に合わせたいいアレンジだと思う
・千々石の声がサンドウィッチマンだったが案外悪くなかった。まぁ台詞が少ないのもあるけど
・原作は最初は編隊飛行による攻撃から一騎打ちに移行するのだけど、最初から一騎打ちは軍という組織的に考えてねーだろ
・真電のチートっぷりは原作だともっと強烈に書かれてる。というか、技術力に関しての描写もほとんどないからなんでここまで両国の機体に差がついてるのか映画じゃわからない
・せめて最後の一騎打ちに関してはシャルルの脳内音声を入れて欲しかった。なぜああいう飛行をしたかが一見さんお断り
・これに関しては原作でも同じだけど千々石詰めでドジっこだよな
・結構原作じゃ後々効いてくる台詞がカットされてるから、二人の別れのシーンがイマイチ
・だからファナの声が致命的だってば・・・威圧感0っすよ
・でもその後デッキ内を駆けていくシーンが描写されてるのは個人的に好き
・最後のサンタ・クルスのダンスは映像で見たいと思ってたのだけど、実際見ると思ったより・・・これは原作のラストシーンの脳内美化が強すぎるのが原因だな多分。でも黄金色に輝く蒼穹ってもうちょっと綺麗に描けたと思うんだけどなぁ
・ラストが1枚絵のテロップだけなのはあーんまりだぁー
あと、後半の細かい感想で結構本編に言及してます。
ネタバレ回避したい人は上の部分だけ見てくださいまし。
最初に結論だけを述べると、がっかり。
細かい感想は後にするとして、大まかなところからいくと、まず、主役二人の棒読みっぷりが想像以上だった。
メインに声優を使わない時点で声にはそれほど期待していなかったのだけど、神木隆之介はまぁ声のみの演技は上手くはないがサマーウォーズやアリエッティでもそれほど悪くはなかったし・・・と思ったのが間違い。平坦な部分ではいいが、アグレッシブな場面となるとこれがもう・・・
ファナ役なんか棒読み子。正直その辺の新人声優でも使った方がマシじゃね?
おかげで心情の変化が現れる部分が見事に台無しになりました。絵と声のギャップがひどすぎ。映画館で苦笑するしかなかった。
絵と空戦シーン、これは正直ほかのアニメ映画での空戦シーンをほとんど見たことがないので評価しづらいのだけど、絵の方も空戦シーンも個人的には文句ないです。不自然な動画はほとんどなかったし、キャラデザも悪くないし、空戦はそこそこ迫力があった。
脚本。
・・・なんというか、まぁ、やりたいことはわかる。
原作はなんというか文章にラノベっぽさが結構あって、あと、大まかな筋書きはともかく、細かい描写とかがちょっと稚拙な部分が散見されたりもした。
あ、この流れだと誤解されそうだけど、ラノベ=稚拙ではないので念のため。
それを映画公開するにあたって、より一般向けにアレンジを加え、広く見てもらおうという意図がアレンジ具合から見えた。
その結果、風景&心情描写が大幅にスポイルされたり、アレンジがむしろ悪い方向に働いたりした。
もっともアレンジについては悪くないのもあったが。
尺の関係上、出来るだけシーンをカットせざるを得ないのは仕方ないが、シャルルとファナの身分違いの恋物語という側面がかなり弱くなったし(描写不足)、心情描写は確かに小説のように全部入れていったら切りがないが、もう少し、いや結構脳内音声を喋らせても良かったのではないかと思う。
原作未読で事前情報とか集めていなければ50~60点ぐらい、原作を読んでいても特に好きじゃなければ40点ぐらい、好きなら30点ぐらいじゃなかろーか、と勝手に点数づけ。
以下、細かい部分にどうでもいい感想
・これは全体を通してだが、世界観に関する説明描写が少なすぎる。約2時間という縛りの悲しさ
・カルロ皇子が求婚するシーンが映画オリジナルで尺を取って描写されていたのは流れ的に必要だったのかなんともいえず
・最初に述べたが世界観に関する説明が少ないから、主人公が最下層というのがなんとなくでしかわからない
・極秘作戦なのにその後酒場で堂々と話すな。傭兵達が身分関係なく繋がりがあるところを見せたかったのかもしれないが、他にやり方があったのでは。ちなみに原作で騎士団と傭兵に作戦が公開されたのは決行直前です
・音楽は場面に対して不自然じゃなければ細けぇこたあいいんだよ!という安い耳なのでよかったです
・実際に空を飛ぶシーンになってみると、これに関してはやっぱり映画になってよかった
・最初の空戦はもうちょっと尺が長ければなーとか思ったけどこれは時間の都合があるので仕方ない
・やはり、原作通りシャルルとファナの幼少時の一度きりの出会いについてもうちょっと丁寧に描写した方がその後効果があったのでは
・だから空にいるときの心情描写や会話がすくねぇって。まぁこれも尺(ry
・暗転→髪切ったは唐突すぎる。おまけにこれじゃ性格が変貌したようにしか思えないっつーか、何故最初の方は無機質だったのかがきちんと描写されてないのが致命的
・シャルルの母がファナに聞かせたのが物語→歌というのは映画に合わせたいいアレンジだと思う
・千々石の声がサンドウィッチマンだったが案外悪くなかった。まぁ台詞が少ないのもあるけど
・原作は最初は編隊飛行による攻撃から一騎打ちに移行するのだけど、最初から一騎打ちは軍という組織的に考えてねーだろ
・真電のチートっぷりは原作だともっと強烈に書かれてる。というか、技術力に関しての描写もほとんどないからなんでここまで両国の機体に差がついてるのか映画じゃわからない
・せめて最後の一騎打ちに関してはシャルルの脳内音声を入れて欲しかった。なぜああいう飛行をしたかが一見さんお断り
・これに関しては原作でも同じだけど千々石詰めでドジっこだよな
・結構原作じゃ後々効いてくる台詞がカットされてるから、二人の別れのシーンがイマイチ
・だからファナの声が致命的だってば・・・威圧感0っすよ
・でもその後デッキ内を駆けていくシーンが描写されてるのは個人的に好き
・最後のサンタ・クルスのダンスは映像で見たいと思ってたのだけど、実際見ると思ったより・・・これは原作のラストシーンの脳内美化が強すぎるのが原因だな多分。でも黄金色に輝く蒼穹ってもうちょっと綺麗に描けたと思うんだけどなぁ
・ラストが1枚絵のテロップだけなのはあーんまりだぁー
ハーヴァード大学の宗教象徴学の権威であるロバート・ラングドン教授は、歴史上最も謎に包まれた秘密結社・イルミナティの復活の証拠を発見し、彼らが最大の敵とみなすカトリック教会=ヴァチカンに致命的な脅威が迫っていることを知る。イルミナティの計画が密かに進行していることを突き止めたラングドンはローマに飛び、400年の歴史を持つ古代のシンボル=暗号をたどりながらヴァチカンを救う唯一の手掛りを探っていく…。 goo映画より
えーと今まではあえて自分であらすじを書いて、ちゃんと自分で見たという記録と、記憶の整理を兼ねていたんですが、今回はちょっと序盤の宗教や歴史に関する知識が頻繁に登場するのについていけなかったので、goo映画のあらすじに頼りました。
前作のダヴィンチ・コードはこの前フジ系で放送していたのを途中まで見て、あまりの宗教歴史に関する説明に辟易として途中で見るのをやめてしまったという体たらく。
なのに今回よく見に行ったな自分。
で、先に述べたとおり序盤の宗教と歴史に関する知識の乱発に最初はついていけなくてこれは前作の二の舞かと思ったけれど、次第に道筋が定まってきて、誘拐された四人の枢機卿の処刑を防ぐとともに奪われた反物質を、維持している容器のバッテリーが切れる前に発見しなければならない、という本筋に入ってからは一人につき一時間ごとのタイムリミットで暗号に示された場所を探し出し、次々と巡っていく展開が結構面白かったです。
途中からシナリオの交通整理がしっかりとされるのでなんとか振り落とされずに見られました。
ただどうも秘密結社がとかシンボルや文献から暗号が示すとか聞くとMMRが出てきそうになるのは重症でしょうか。もっともあっちはノストラダムスに行き着くけど。
オチは微妙に読めたと思ったけど最終的な犯人以外はまるっきり外してた。
こーいうのの展開を読むの下手だなー。
暗号によるミステリー要素とタイムリミット付きの処刑および反物質の爆発の阻止という派手ではないけどアクション要素がほどほどに絡み合って最後まで退屈しない、なかなか面白い映画でした。
【映画】グラン・トリノ 追記あり
2009年5月19日 映画クリントイーストウッドが最初から偏屈じいさん全開・人種差別的発言てんこもりな役を演じてるのを見たときにはどうなるのかと思ったけど、クライマックスまで見て、この映画すげーと思った。
シナリオ構造的には単純な部類。
妻に先立たれて愛犬以外に心を許さない(息子や孫にすら)、従軍歴を持ち職人としてかつて働いたとにかく自分のポリシーに反するものは許さない偏屈じいさんウォルト・コワルスキーが、自分の愛車、グラン・トリノを盗みに来た隣に住むアジア系移民のタオとの出会ったことにより、二人に思わぬ人生のきっかけを与える。
タオやその姉のスーなど隣の人々との交流に思わぬ楽しみを覚え、一方タオは何も踏み出せないでいた自分がウォルトとの交流で少しずつ変わっていく、という心の交流を描いたドラマ。
しかしウォルトには病魔が忍び寄っており、一方のタオには従兄とその仲間のチンピラたちがつきまとい、せっかく何も出来なかった状態から成長してきたタオの足枷のような存在になっていた。
度重なる嫌がらせに介入したウォルトだったがそれがよりタオ達への攻撃をエスカレートさせる結果となってしまう。
とうとう命の危険まで及ぼしかねない状況になり、ウォルトはある決意をした。何を自分がすべきかを。
これでストーリーのクライマックス以外大まかな部分は説明出来てしまうんですが、ストーリーのダイナミックな展開とかを味わうのではなく、やはり肝は二人の交流によるお互いの変化と、終盤「足枷」がエスカレートしてきたときに見せる、老人が若者に残すもの、という点に琴線がふれればもうこの映画最高です。
結局の所、この映画の宣伝に使われているコピー「俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。少年は知らなかった、人生の始め方を。」これが全てを物語ってる気がします。
今年数本しか映画見てないんで比較するのもなんですが、トータルで見れば一番楽しめた映画でした。
全体的な盛り上がりや次どうなるんだろうというわくわく感はスラムドッグミリオネアのほうが上ですが、自分こういうヒューマンドラマに弱いのよー。
今度は天使と悪魔を見に行く予定。
こっちはエンターテインメント要素バリバリだろうから素直に楽しんでこようかと。
追記。
もうちょっと述べると真新しい要素というのは特にない。
偏屈老人が心変わりを見せてあることを行うという良くある構図。
ただ、終止徹底してその描き方が丁寧で、心変わりもまるで人格が変わったかのような豹変はなく、軽く揺れ動いた程度で進み、あざとい場面がほとんど無い。
結末への持って行き方もウォルトの病魔や神父との何度もの会話で上手く道を造っている。
その辺が自分にとってクリティカルだったのかなと思う。
全く関係ないが、字幕がかの有名な戸田奈津子だったんだけど、氏の評判はさておいてそれはいい。
だがエンドクレジットでかなりでっかい文字で「字幕・戸田奈津子」と挿入されたときはさすがにずっこけた。
主張しすぎだろ!
シナリオ構造的には単純な部類。
妻に先立たれて愛犬以外に心を許さない(息子や孫にすら)、従軍歴を持ち職人としてかつて働いたとにかく自分のポリシーに反するものは許さない偏屈じいさんウォルト・コワルスキーが、自分の愛車、グラン・トリノを盗みに来た隣に住むアジア系移民のタオとの出会ったことにより、二人に思わぬ人生のきっかけを与える。
タオやその姉のスーなど隣の人々との交流に思わぬ楽しみを覚え、一方タオは何も踏み出せないでいた自分がウォルトとの交流で少しずつ変わっていく、という心の交流を描いたドラマ。
しかしウォルトには病魔が忍び寄っており、一方のタオには従兄とその仲間のチンピラたちがつきまとい、せっかく何も出来なかった状態から成長してきたタオの足枷のような存在になっていた。
度重なる嫌がらせに介入したウォルトだったがそれがよりタオ達への攻撃をエスカレートさせる結果となってしまう。
とうとう命の危険まで及ぼしかねない状況になり、ウォルトはある決意をした。何を自分がすべきかを。
これでストーリーのクライマックス以外大まかな部分は説明出来てしまうんですが、ストーリーのダイナミックな展開とかを味わうのではなく、やはり肝は二人の交流によるお互いの変化と、終盤「足枷」がエスカレートしてきたときに見せる、老人が若者に残すもの、という点に琴線がふれればもうこの映画最高です。
結局の所、この映画の宣伝に使われているコピー「俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。少年は知らなかった、人生の始め方を。」これが全てを物語ってる気がします。
今年数本しか映画見てないんで比較するのもなんですが、トータルで見れば一番楽しめた映画でした。
全体的な盛り上がりや次どうなるんだろうというわくわく感はスラムドッグミリオネアのほうが上ですが、自分こういうヒューマンドラマに弱いのよー。
今度は天使と悪魔を見に行く予定。
こっちはエンターテインメント要素バリバリだろうから素直に楽しんでこようかと。
追記。
もうちょっと述べると真新しい要素というのは特にない。
偏屈老人が心変わりを見せてあることを行うという良くある構図。
ただ、終止徹底してその描き方が丁寧で、心変わりもまるで人格が変わったかのような豹変はなく、軽く揺れ動いた程度で進み、あざとい場面がほとんど無い。
結末への持って行き方もウォルトの病魔や神父との何度もの会話で上手く道を造っている。
その辺が自分にとってクリティカルだったのかなと思う。
全く関係ないが、字幕がかの有名な戸田奈津子だったんだけど、氏の評判はさておいてそれはいい。
だがエンドクレジットでかなりでっかい文字で「字幕・戸田奈津子」と挿入されたときはさすがにずっこけた。
主張しすぎだろ!
久々に映画見てきました
2009年5月1日 映画今日はファーストデイで1000円なのですよー。
というわけでスラムドッグミリオネアと重力ピエロの二本を見てきました。
実は続けてグラン・トリノも見るかーとか一瞬思ったのだけど、そこまで映画好きでないのと、体力がないのに3連続はやりすぎだろうと自重しました。
作品ひとつひとつの余韻が薄れそうなのもあるし。
グラン・トリノは今度見ることにします。
まずはスラムドッグミリオネア。
スラム出身の青年ジャマールが、クイズミリオネアで次々と問題をクリアし、番組時間終了による中断までに最高額手前の1000万ルピーまでクリアする。
スラム出身でその後も勉強する機会などなく学がない彼が何故問題を解くことが出来たのか。
そのことでジャマールは不正を疑われ当局に拘束される。
彼が何故回答できたのか、不正?天運?
その答えは彼がスラムで幼少期から現在に至るまで過ごしてきた壮絶で悲惨な人生の中で得たものだった……
インドの貧困層の厳しさの描き方がよく、それに伴う主人公の現在に至るまでの救いのほとんど無い人生をクイズの正解とともに徐々に浮き彫りにしていく趣向は素晴らしいし、さらに主人公の純愛物語としてはかなり出来がいいのだけど、その厳しい人生の中で数少なく得たものがクイズの答えにうまいことマッチするのはちょっとご都合主義じゃね?
とか思ったりします。
でもこれまでの境遇を考えるとこれぐらい天の采配で許してやれとも思うので、ご都合主義だけど許せるってとこでしょうか。
重力ピエロ。
伊坂ファンとしては原作とどうしても比べてしまうのだけど、映画に際しての細かい設定変更などを除けば結構原作に忠実でした。
忠実なんだけど、リフレインするその場ではたわいもない、けれどあとで重要になる台詞もはしょったり、遊び的なキャラもデリートされたりして、原作を見ていると物足りない感。
黒澤の存在はやっぱ貴重だと思った。
あと、鈴木京香が母親役というのは申し訳ないがちょっとお年を召してませんか。
逆に父親役の小日向文世はいい感じだった。
細かいところはともかく大枠での文句はほとんど無いのだが、一つだけ気になったのが、泉水が遺伝子関連の会社員から大学院で遺伝子関係を学んでいる設定にしたところ。
これによって泉水が葛城と接触するのに原作と比べて接触できる可能性が弱くなって都合がいい気がする。
オール仙台ロケとあって、劇中の仙台の街並み……は知らないところだらけなのでわかんないや。東北大学(どこのキャンパスだろ)も行ったことないし。
ただDateFMが劇中で流れたのはニヤリとさせられた。
なんだかんだでどっちも良かったです。
というわけでスラムドッグミリオネアと重力ピエロの二本を見てきました。
実は続けてグラン・トリノも見るかーとか一瞬思ったのだけど、そこまで映画好きでないのと、体力がないのに3連続はやりすぎだろうと自重しました。
作品ひとつひとつの余韻が薄れそうなのもあるし。
グラン・トリノは今度見ることにします。
まずはスラムドッグミリオネア。
スラム出身の青年ジャマールが、クイズミリオネアで次々と問題をクリアし、番組時間終了による中断までに最高額手前の1000万ルピーまでクリアする。
スラム出身でその後も勉強する機会などなく学がない彼が何故問題を解くことが出来たのか。
そのことでジャマールは不正を疑われ当局に拘束される。
彼が何故回答できたのか、不正?天運?
その答えは彼がスラムで幼少期から現在に至るまで過ごしてきた壮絶で悲惨な人生の中で得たものだった……
インドの貧困層の厳しさの描き方がよく、それに伴う主人公の現在に至るまでの救いのほとんど無い人生をクイズの正解とともに徐々に浮き彫りにしていく趣向は素晴らしいし、さらに主人公の純愛物語としてはかなり出来がいいのだけど、その厳しい人生の中で数少なく得たものがクイズの答えにうまいことマッチするのはちょっとご都合主義じゃね?
とか思ったりします。
でもこれまでの境遇を考えるとこれぐらい天の采配で許してやれとも思うので、ご都合主義だけど許せるってとこでしょうか。
重力ピエロ。
伊坂ファンとしては原作とどうしても比べてしまうのだけど、映画に際しての細かい設定変更などを除けば結構原作に忠実でした。
忠実なんだけど、リフレインするその場ではたわいもない、けれどあとで重要になる台詞もはしょったり、遊び的なキャラもデリートされたりして、原作を見ていると物足りない感。
黒澤の存在はやっぱ貴重だと思った。
あと、鈴木京香が母親役というのは申し訳ないがちょっとお年を召してませんか。
逆に父親役の小日向文世はいい感じだった。
細かいところはともかく大枠での文句はほとんど無いのだが、一つだけ気になったのが、泉水が遺伝子関連の会社員から大学院で遺伝子関係を学んでいる設定にしたところ。
これによって泉水が葛城と接触するのに原作と比べて接触できる可能性が弱くなって都合がいい気がする。
オール仙台ロケとあって、劇中の仙台の街並み……は知らないところだらけなのでわかんないや。東北大学(どこのキャンパスだろ)も行ったことないし。
ただDateFMが劇中で流れたのはニヤリとさせられた。
なんだかんだでどっちも良かったです。