これはスペースインベーダーエクストリーム以来の当たりを引いたかも。

アーケード用シューティングゲームの「ケツイ絆地獄たち」をDSにリメイクするというアリカというか三原氏の 暴挙挑戦に、発表されたときは目を疑ったものですが、いざTGSで実物を触ってみたら少々画面が見づらい&画面が小さくてどうしても一部の弾幕が避けづらい点はあるけれど、敵の弾幕やロックショットの感覚などしっかりケツイしてるじゃん、と思ったものだった。
DSというのを考慮してオートボム機能が搭載(ただし残り全部消費)されてるのもよい。
なかなかどうしてDSでも出来るものだ。

しかし発売日が10/23というのが個人的にネックだった。
その翌週、10/30は電力第六の発売日で両方を買う資金的余裕はなかったのである。
結局結論を電力第六の評判待ちにして、電力第六の評判がよければそっちを、そうでなければケツイをという他人の評判任せという臆病な手段に出たのである。
この時点ではケツイにそれほど心惹かれてなかったというのもあるので。

で、問題の電力第六(いい加減この表現やめておいたほうがいいか)の評判は、シューティングで固定ファン層がついている物はどんな出来でも叩かれる、という法則を考慮しても散々たるものだった。
そんなに酷いのかとニコニコ動画でサンダーフォース6の動画をみたら、ああこりゃ駄目だシリーズに思い入れがあればあるほどむかついてくる内容だ&ラストが酷い、といったもので、3~5までやって特に5に思い入れの強い自分には何の工夫もないオマージュ連発、意味不明の西夏文字、同じPS2のグラディウスⅤやR-TYPEFINALと比べて綺麗に魅せようというハッタリも効かせてないしょぼいグラフィック(ペラペラなハンターや雲の質感の適当っぷりとか顕著)、作曲が4人なせいか統一感のない音楽(単体では悪くない)、多彩な動作など微塵もない棒立ちやただ適当に弾打ってくるだけのボス、アインハンダーもビックリの視点変更連発、そしてそんな駄目要素とは裏腹に中途半端に遊べそうな出来になってるゲーム内容と、少なくとも購入に至らせるには不十分な内容だったのである。
どうでもいいけど1面のオペレーター音声がC言語って聞こえる。

なんだか購入してもいないサンダーフォース6への恨み節になってきたのでここまでにしておくとして(冷静な評価をしている人曰くサンダーフォースに思い入れが無ければ欠点は多々あれどそれなりに遊べる出来ではあるが、思い入れがあればあるほどアウト、だそうです)反対にケツイデスレーベルのほうはかなり評判がよかった。
無論DSの画面の小ささ&縦の短さという弱点を抱えてはいたが、それを考慮しても充分に遊べるとのこと。

早速アマゾンに注文して数日前に届いてからちょこちょこ遊んでいるのですが、これはいい。
特典のDVDは一回見て特に興味もない内容だったので封印。
ゲームの内容は一言で言えばシューティングのボスラッシュです。オンパレードっていったほうがいいかしら。
操作感覚も悪くないし、TGSで触ったとき同様普通に遊べる内容なんですが、製品版はそれだけで終わらなかった。
まずモード自体が大幅に増加。
初心者にも非常に優しいNOVICEモードととりあえず入門って感じのNORMALモード、それに真ボスのエヴァッカニアドゥームとひたすら戦うDOOMモードの3つが初期設定。
DOOMモードは初心者どころか上級者以外お断りなのでスルーして各モードをプレイしていくとHARDのA・B・CとVERYHARD、最後にはタイトルにもなってるDEATHLABELが追加されていくわけですがこの難易度案配が素晴らしい。
もちろん上に行けば行くほど難しくなるんですが、各モードのプレイ回数ごとに初期残機が増加するというシステムが搭載されてます。
難易度の高いモードも頑張って何度もプレイすれば敵の攻撃に慣れるだけでなく単純に生存時間が増えるというわけです。

初期の3機から最大20機まで増えるのでVERYHARDぐらいだったらシューティングが苦手な人でもなんとかなりそうな感じです。オートボムもあるし。
もちろん自力で20機まで到達するぐらいやってですよ。いきなり渡されて20機あるからってクリア出来るほどぬるくはありません。
DEATHLABELあたりになるとちょwおまwDSでこんなの避けさせんなwwwってな攻撃が飛んでくるのでボム含めてパターン化しないとやってられません。
NOVICEの平和ぶりが嘘のようです。

通常ボムもアーケードだと攻撃兼緊急回避しかし倍率低下というメリットとデメリットがあったわけですが、DS版ではボスに専念して貰おうということなのかどうかは分かりませんが攻撃力が無くなって弾消しと無敵のみになった代わりに画面上の弾が倍率チップに変化する稼ぎ仕様に変更されてるのです。
きつい場面や弾が多い場面ではむしろ積極的にボムを打つことでスコアアップ。
単純に倍率がインフレーションするので気持ちいいです。

まー基本ボス戦オンリーなのに、ボムにしっかりと攻撃力持たせたらボム連打で避けるとか関係なくボムの攻撃力ごり押しであっという間に終わっちゃうので怒首領蜂大往生のデスレーベルみたいに回復させたりするか、今回のように攻撃力を無くす分スコア加算に影響を与えるみたいにするしかないんでしょうけど。
大往生のはそりゃねーだろと思ったので今回のは綺麗なまとめ方だと思います。

さらにXBOX360のゲームを思わせる実績(のような)システム。
ゲーム中様々に設定された条件を満たすことで記録されていくわけですが、やっぱり単純に条件が満たされてパネルが埋まっていくのは気持ちよくて、再プレイする気にさせてくれますね。

おしえてIKDさん、は……スルーで。
一応触れておくとアーケード版ケツイの開発責任者である池田氏がゲーム中の様々な疑問に答えるものから変なコントじみたものまで入ってるんですが後半から内輪ネタっぽい匂いがぷんぷんするので。

DSの画面はやはりネックではあるんですが、出来る限りの考慮をした作りで非常によい出来だと思います。

問題はこんなのシューティングが好きという稀少人種のさらに一部しか買わないだろうと言うことでしょうか。
アリカもそれは分かってるのか生産本数自体が少ない模様。
買うなら今しかないのかしら。


しかしこうなると今後発売の360版ケツイが欲しくなってくるなぁ。
そうでなくても360でやりたいゲームって結構あるし。
誰か赤いリングが発生しない箱○をくれませんか。

コメント

DDD
2008年11月17日9:57

今更だけどコメント。
>ケツイ
DSでSTG、は無理だろ、と敬遠したたんだけど(スペースインベーダーエクストリームは別w)、なかなかしっかりできてるみたいっすね。

>TFⅥ
プレイしてしばらく経ってから思ったんだけど、グラディウスがこういう出来だったら俺も切れてたと思った。
STGとしては良くも悪くも普通、ということでもうやってませんw
C言語は俺もそう聞こえたw

>XBOX360
そんなわけで、箱○は今最もシューター向けのハードなわけで、オススメです。
オトメディウスのマルチプレイやろうぜ!

最近ではあんまりRed Ring of Deathの話も聞かなくなったので、そろそろ買い時かもしれません。
とにかく、バリューパックのお得感は異常。
60GBHDD,ACE COMBAT 6,塊魂付で29800円はやりすぎだろ…。
エリートを47,800円で買った俺涙目。
SRO

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