今回はまったくまとまりがなく書き連ねていきますよ。

芥川賞は、いわゆる純文学といわれる内容が性に合わないのか全く面白く感じられないので誰が受賞したかなどどうでもいいのだが(そもそも知らない人ばかりだし)、一応大衆文学の賞と銘打ってる直木賞は、とりあえず何が受賞したのかちょっとは気になったりする。
今回は二人受賞だったようなのだが、その一人に天童荒太の名前があって、久しぶりにこの名前を聞いた気がする。

確か「永遠の仔」がかなり有名になってテレビドラマにもなったように記憶してるのだけど、もともと読書量はかなり少ない方で、読む方向性も偏っているし、なにより多くの本の情報を集めようという意識がないので、随分と名前を聞かずにいたのだけど(もちろん活動はしていたのだろうが)、今回の受賞を見て、まだ受賞していなかったのかといささか驚いた。

まぁ、よく考えたらベストセラーにしょっちゅう名を連ねる作家とかでも候補になっては落ちるのを繰り返しまくる人のほうが多いし、かと思えば誰ですかそれ?とか、そんな本あったんですか?ってな本が受賞するようなこともあるし(勿論、その原因は自分が新たに出版されている本への興味が基本的に薄いためであるが)、受賞するのは作品の質は勿論重要だろうけど、時の運がかなり必要なんじゃないかなーなんて思うのでした。

そういう意味ではある程度有名どころや大ベストセラーを叩きだした人でも取れない人が多くても不思議じゃないんでしょうね。
実際今回も恩田陸は落ちたし。
自分の好きな作家である伊坂幸太郎も5回落ちてたような。
宮部みゆきや東野圭吾も受賞するまでかなりの作品が落とされてたし、ノミネートされるまでが勝負でやっぱり後は運ゲーな気がしてきたぞ。

しっかし、前述したとおり自分は特に読書家でもないので新刊への興味が基本的に薄いため候補になった本や作家がわからない事が多いんですが、やっぱりがっつり本を読んでいるような人は候補作は把握しているんですかね?
いや、たまに本屋に行ったときに平積みされているような本が少ないなーとか思うので、本当に大衆向けなんですか?と思ってしまうことが。
ああ、大衆向けという方向性で書かれた本が候補になるのであって、大衆に広く受け入れられた本とは限らないわけか。
そう考えると、がっつり本を読むような人でもないと全部分からないよってことがあっても当然なのかしら。

話を少し戻して、一つ言えるのは選考で落ちたからといってその作品の魅力が色あせることはないってことでしょうね。
そりゃ賞を取れるに越したことはないだろうけど、作者はこれを書きたい、というのを全力で書いて発表しただけだろうし。それがたまたま選考委員のお眼鏡にかなわなかっただけで。
いや、ひょっとしたら中には賞狙いで書く人もいるのかもしれませんけど。
投稿形式の賞は別にして。

しかし、賞をきっかけに本を手にする人ってどれぐらいいるんですかね?
やっぱ一番権威ある賞だけあってそれなりの効果はあるんだろうなーと思うけど、自分は余り手に取ろうという気にならない。
それより単純な売り上げやネット上の口コミとか、書店のPOPに釣られるとか、既に評判を得ている作家の既存作とかに手を出しがちで、賞とかはオマケでついていればいい程度にしか思ってないんですよね。○○賞を取った作品だからと手を出すことは稀。
にも関わらず、一応直木賞受賞作品の発表はチェックしてしまう。
やっぱり作品自体を読みたいかはともかく、権威ある賞になにが選ばれたのかは気になっちゃう辺り、ステータスからは逃れられてないなぁと思うのでした。
行動が矛盾してる。
多少なりとも読書を嗜めば、趣味嗜好はともあれついつい発表をチェックするだけの権威がこの二つの賞にはあるんでしょうね。

以上、最初から最後まで何を言いたいかまったくまとまってない文章でした。
つまりオチはありません。

あ、そういえばこんなサイトがあったので一応貼り付けておきます。

直木賞のすべて
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/index.htm

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