そうかセンター試験か

2009年1月17日ゲーム

Ei-m君の日記を見て、そういやこの土日なんだなというのを思い出した。
ほぼ全ての大学進学希望者にとってはまさに一世一代の戦場ともいうべき舞台。
この試験の成績でその後の進路をどうするか、選択の幅が実質的に決まるのだから。

自分の時は自分が通っている高校が受験会場だったので、緊張という意味ではアドバンテージが多少あったなーと記憶してます。
試験そのものについては、一応学校自体は進学校だったとはいえ、まるっきり勉強しない落ちこぼれでしたから（この勉強しない習慣が今でも響いているので後悔してます、本当に。勉強する習慣というのは後々にも大切です）、平常試験で赤点連発するような人間が受けても国公立は無理ですという現実を突きつけられるだけだよね、という感じだったのだけど、みんな受けるし何が起こるか分からないこともあるしとりあえず受けるかー、と。
一年間だけなら浪人してもいいという親の言葉もあったので、そういう意味では相当お気楽な試験だったんじゃないでしょうか。他の人は必死なのに（それが当然）。

普通に考えれば、普段勉強しないような人間がたとえ1年間浪人して例えば予備校に通ったとして、ある程度望みの国公立に受かる程度の成績になるかって言えばなりませんよね。天才じゃないんだし。
繰り返しますが、勉強の習慣というのは目の前の試験だけでなくその後の人生に置いても非常に大事です。

なんとも我ながら考え無しというか若気の至りで済まされない無鉄砲ぶりですね。
自分の金でやるわけでもないのに。

ひとつだけセンター試験に望むに至ってやったことは通常の勉強ではなく、戦略を徹底することでした。
とりあえず現在の自分の成績で点数の取れる教科と取れない教科をしっかり把握し、その上で目的の大学を絞り、その大学のセンター採用科目で抜け穴的受験科目が存在することを発見し、と実際のプレイング練度を高めることよりもメタゲーム優先。
その結果なんと目的の大学に後期合格してしまい、自分でも驚きましたが報告に行った高校の教師たちから盛大に驚かれたのを覚えています。

今考えれば、この時受からずに人生の厳しさを知っておいた方が良かったんじゃないかと思ってます。
ノリだけで合格してしまい人生楽勝じゃね？と勘違いした自分はいざ大学に通い初めてからは人生の厳しさをまざまざと見せつけられ、挫折を繰り返して、それまで大きな挫折がなかったのと性格上非常に打たれ弱いのもあり、ストレスが蓄積していきそれがとうとう大学4年の時に臨界点に達し、1年半ほど休学するという羽目になってしまいました。

はい、重めのうつ病です。
休学が明けた現在もリハビリがてら通うといった状態で、単位もある程度残りながら、毎日本調子で行けるわけではないので単位を取るのにも四苦八苦してます。
ぶっちゃけ今年度も卒業できそうにありません。
なんとか単位はほぼ埋まりそうだけど。

考えても意味のないことですが、あのとき合格しなかったら今頃どうなっていたんだろう？と思うとある時の選択の結果がどうその後に影響を与えるか分からないものだな、とつくづく思います。

これを書いている現在はもうセンター試験当日ですが、受験する方はせめて自分のようにお気楽ではなく全力を尽くして悔いの残らぬようやり遂げて欲しいと思います。
その時の結果がその後どう転ぶか分からないし、自分だってセンター試験時はハッピーだったのに今はボロクソという道を歩んでますがさらに今後どうなるのかはまだ生きている限りはわかりません（だといいなあ）。
自分の場合の悔いはそれが懸命にやり遂げた結果ではないということですね。
せめて出来ることは目の前にあることにベストを尽くす事だと思うので、受験者は結果はどうあれ頑張って欲しいなと思うのでした。

問題はここを見ている人でセンター試験受験者なんていそうにないことなんですがね！