いい加減他の作家の作品も読んだ方がいいとは思うのですが、相も変わらず伊坂幸太郎作品です。
なんだろうね、単純にファンってのもあるんだけど、仙台在住作家ってのもなんとなく購入を後押ししてるのかなー?
でもそれだったら伊集院静とか佐伯一麦とかも手を出して良さそうなもんだけど。やっぱり前者がメインで+後者がもう一押しってことなんでしょうね。
「PK」「超人」「密使」の中編3編からなる、本当に微妙な部分だけつながりはあるものの、基本的には独立した作品群です。
あくまで個人的な好みなんですが、伊坂作品では最近だと「バイバイ、ブラックバード」みたいな、よく伊坂作品を表して言われる軽妙洒脱な文章でちょっとした笑いや切なさみたいなのを残してくれるタイプの方が好きで、逆に「魔王」みたいに世界の抗いがたい流れに個人はどうするのかみたいなメッセージ性の強い作品や、「グラスホッパー」みたいにエンターテインメント性が強いようでちょっと外してくる作品は、嫌いでは無いんですが前者と比べるとちょっと読みにくいなぁと思うのも事実。
この「PK」の作品群は中間ぐらいに位置するような感じを受けました。
「PK」は臆病と勇気がキーワードになっていてメッセージ系の作品なのかなーと思ったら5つの視点を上手いこと絡ませて最後につなげる、作者らしい一面も見せています。
「超人」は・・・なんだろうなー上手く言えないけどなんかもやっとしてあまり好みではなかった。ちょっと不思議な話以上のものを感じられず構成も比較的平坦でぶっちゃけ退屈気味。
「密使」は「時間スリ」が出来る人間の視点とタイムスリップを行おうとしている視点の二つで、簡易なSFものすら苦手な自分としてはタイムスリップを行うについてあたっての様々な知識を上手く飲み込めず思わず説明を受けている登場人物の気分になり、時間スリのほうも試行錯誤の結果を延々と述べているだけでなんだこりゃ、と思ったら最後に作者らしい落ちをつけてくれて結構好きです。落ちでかなり救われてる。
前回のエントリで挙げた作品で一番ページ数が少ないから手に取ったけど、それでも2時間半ぐらいかかった。200ページちょいしかないのに。普通の人なら1時間ちょっとで読めるんじゃ無いだろうか。
積みを効率よく崩すには速読を覚えた方がいいのかなぁ。
なんだろうね、単純にファンってのもあるんだけど、仙台在住作家ってのもなんとなく購入を後押ししてるのかなー?
でもそれだったら伊集院静とか佐伯一麦とかも手を出して良さそうなもんだけど。やっぱり前者がメインで+後者がもう一押しってことなんでしょうね。
「PK」「超人」「密使」の中編3編からなる、本当に微妙な部分だけつながりはあるものの、基本的には独立した作品群です。
あくまで個人的な好みなんですが、伊坂作品では最近だと「バイバイ、ブラックバード」みたいな、よく伊坂作品を表して言われる軽妙洒脱な文章でちょっとした笑いや切なさみたいなのを残してくれるタイプの方が好きで、逆に「魔王」みたいに世界の抗いがたい流れに個人はどうするのかみたいなメッセージ性の強い作品や、「グラスホッパー」みたいにエンターテインメント性が強いようでちょっと外してくる作品は、嫌いでは無いんですが前者と比べるとちょっと読みにくいなぁと思うのも事実。
この「PK」の作品群は中間ぐらいに位置するような感じを受けました。
「PK」は臆病と勇気がキーワードになっていてメッセージ系の作品なのかなーと思ったら5つの視点を上手いこと絡ませて最後につなげる、作者らしい一面も見せています。
「超人」は・・・なんだろうなー上手く言えないけどなんかもやっとしてあまり好みではなかった。ちょっと不思議な話以上のものを感じられず構成も比較的平坦でぶっちゃけ退屈気味。
「密使」は「時間スリ」が出来る人間の視点とタイムスリップを行おうとしている視点の二つで、簡易なSFものすら苦手な自分としてはタイムスリップを行うについてあたっての様々な知識を上手く飲み込めず思わず説明を受けている登場人物の気分になり、時間スリのほうも試行錯誤の結果を延々と述べているだけでなんだこりゃ、と思ったら最後に作者らしい落ちをつけてくれて結構好きです。落ちでかなり救われてる。
前回のエントリで挙げた作品で一番ページ数が少ないから手に取ったけど、それでも2時間半ぐらいかかった。200ページちょいしかないのに。普通の人なら1時間ちょっとで読めるんじゃ無いだろうか。
積みを効率よく崩すには速読を覚えた方がいいのかなぁ。
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